友人

お金の貸し借りについて

Q.友人を信じてお金を貸すべきでしょうか

友人に頼まれた数万円の借金について相談させてください。

私には大学時代に知り合った親しい友人がいるのですが、彼女は少しお金にだらしないところがあり、学生時代に一緒に遊んでいてもよく「足りないから少し出して」と言われることもよくありました。

数百円や数十円くらいの金額はその後催促をすることで戻って来たのですが、あまりお金の話を友人とはしたくないため、できたらしっかり自分で出すようにしてもらいたいなとは思っていました。

そんな友人と社会人になってから久しぶりに再会したとき、急にお金を貸してほしいと言われました。

なんでも仲間と会社を作ることを考えているとのことで、それを元手に事業を初めてこれから頑張りたいというふうな話でした。

彼女は少しお金にだらしないところがあったとはいえ、人間的には温かみのあるよい人ですし、正直発想などは面白いところもある人です。

ですがいきなり数万円も貸してほしいと言われたことでやや気持ちが引き気味になっています。

私も働いているとはいえそんなに生活に余裕があるわけではないですし、彼女の将来を応援したい気持ちはあっても数万円の出資はちょっとと思う気持ちがあります。

ここで断ったら友人関係も切れてしまうように思いますし、どうしたらいいのか本気で悩んでいます。

A.お金を貸すなら返ってくることは期待しない範囲で

友人同士のお金の貸し借りについては昔から多くの人が悩んできたようで、シェイクスピアも友人にお金を貸すことは「お金と友人の両方をなくすことだ」という名言を残していたりします。

親しい友人が困っているとなるとつい援助をしてあげたいと思うところですが、貸したお金が必ず戻ってくるという保証はなく、むしろそれをしたがために人間関係が切れてしまうということもよくあります。

広く言われている言葉に「友人にお金を貸すなら返ってこなくてもいいと思える金額まで」ということもあり、友情と金銭関係は同立させることは相当に難しいということは意識しておく必要があります。

ですのでもし質問者様が友人を応援したいと思えるなら、お金を「貸す」のではなく「あげる」という気持ちで行える範囲に止めておくことをおすすめします。

結論:お金を貸さないことで切れる関係はない

質問者様はお金を貸さないことで相手との信頼関係が切れることを心配されているようですが、はっきり言ってお金を「貸す」ことで切れる人間関係はあっても、「貸さない」ことで切れる関係はありません。

もしお金を貸さなかったことを根に持たれて友人関係を向こうから切られるようなら、それはお金目当ての人間関係だったということで、既に友人関係は終わっていたと思った方がよいでしょう。