恋愛

夫が10㎏も太ってしまいました

Q.痩せてほしい夫

私の夫が自分の健康管理に無頓着で困っています。
夫は、私と結婚するまで実家で暮らしており食事は母親がすべて作っていました。義母は健康思考でそれなりにバランスに気を付けて料理される方です。
私もそれなりに気を遣っていますが、フルで働いているため正直夫の食事にそこまで手がかけられず、子どもにご飯を食べさせてお風呂に入れたら一緒に寝てしまうこともあります。
子どもに作るご飯は味付けが薄いので、夫の分は手を加えています。
その手を加える前に寝てしまったりすると、料理には手をつけず自分でインスタントのラーメンを食べているのです。
それでも物足りないとコンビニでスナック菓子を食べることも。休日はピザや焼き肉などを食べたがります。
今のところ、健康診断では問題なかったようですが、結婚してから10kg以上太りました。
私からすると自分の健康にまったく興味がないように見えるのです。夫は30代ですが、もう少し気を遣うのではないでしょうか。
来年度から単身赴任なので、自分で食事を管理しなければならないのに、この調子だととても不安です。
どうすれば痩せてくれますか?

A.太ったことを自覚させて、協力してあげてください

家族だからこそ旦那さんの健康は気になのは当然で、自分自身で気を付けてもらうのが一番ですよね。
結婚してから旦那さんが急激に太ってしまうことはよく聞く話です。
ただ、旦那さんが太ってしまうと体の健康も心配になります。
そのため、旦那さんが瘦せてほしいと思うのは当然です。
まずは自分が太っていることを認識させましょう。

自分が太っていることを認識させるには

肥満や過体重の人が、自分の体重の変化を認識させることが、体重をコントロールするための最初のステップです。
まずは自分で体重をはかり、標準体重であるか、それとも肥満であるか、正しい認識を持つことが体重コントロールのための行動をするきっかけになります。
”自分は太っている”と認識できる人は、食事や運動などによって生活スタイルを見直せるチャンスです。
とはいっても、口頭で伝えても認識させることは難しかったりします。職場で同じような体型の人が多ければ気にしないでしょう。
それなら視角に訴えてみましょう。
旦那さんが横になっている姿や、特に太って見える角度で写真を撮ってみてください。
自分の姿を客観的に見せることで、「こんなに太っていたのか・・・」と自覚するでしょう。

太っている人の生活習慣とは

旦那さんの意思が弱いのではなく、生活習慣が原因かも入れません。

ストレス解消の手段が食べることしかない

人間は過度なストレスを感じると食欲増進ホルモンが分泌されます。そのため、ストレス解消の手段が少ないと、食べ過ぎてしまう傾向にあるといえます。
食事以外にストレス解消をするために、趣味の時間を楽しんだり、ストレスの原因から距離を置いたり、リラックスできる時間を作ることがおすすめです。
適度な運動も効果があります。

生活が不規則になっていないか

旦那さんの職業は不明ですが、生活リズムはどうでしょうか。
不規則な生活習慣だとホルモンバランスが乱れ、食欲のコントロールができなくなってしまう恐れがあります。
例えば、睡眠不足になると食欲を抑えるホルモンの分泌が減少し、食欲増進のホルモンが分泌されやすくなるといわれています。

痩せるための生活習慣を身につけましょう

痩せるための食事を無理に制限するのではなく、考え方や行動を変えていくと、減量に励みやすくなります。

献立を変えて料理を工夫する

共働きであるのに旦那さんのために味付けを変えてあげるのは素晴らしいことですが、奥さんが作る料理の味付けに問題があるかもしれません。
濃い味付けのおかずは塩分量が多くなるだけではなく、ご飯やお酒が進みがちになり、高血圧や心臓病の原因になります。
塩分の多い調味料をできるだけ抑えて薄味に慣れるようにしましょう。
また、ほんの一口でも、度重なると肥満の原因になります。
そのため、旦那さんの好き嫌いがないのなら、できればお子さんと同じ味付けものを一緒に食べるようにしてください。
慣れないうちはニンニクやシソなどの香味野菜を使う、焦げ目をつけるなどの方法で料理に香りを足すと味わいが深く感じられ、薄味でも気になりにくくなりますよ。

食べたら動くをセットで

食後は食べた分だけ、運動でカロリー消費をすると習慣づけると、太りにくくなります。
ダイエットは無理なく続けるためにも、食べたい気持ちを抑えるのではなく、罪悪感なく食べる方向へ持っていきましょう。
適度な運動はストレス発散にもなりますよ。

ご褒美の位置づけに変える

糖質の多いスナック菓子はつい食べたくなりますが、常に食べていると太ってしまいます。
そんなときはご褒美として、何かをがんばったときに食べるようにしましょう。
最初は辛いかもしれませんが、一度習慣づけられると楽になります。

ストックは置かない

すぐに食べられるものがあると口寂しくて、ついつい食べてしまいます。
まずは近くに食べ物がない状況を作るようにしましょう。
余計なものを買わないためにもスーパーやコンビニに用がないときは入らないようにしてください。

食べたい衝動を別の行動に置き換える

食べたい衝動が強いなら、掃除を始める、散歩に出かける、水を飲むなど、別の行動に置き換えましょう。
気分を変えることで食欲を抑えやすくなりますよ。

健康的に痩せるための食事とは

健康的に痩せるためのポイントについて解説していきます。

朝食・昼食はしっかり夕食は軽めに

朝食を抜いたりしていませんか?朝食を抜くと、前日の夕食から昼食の間までに間隔が空いてしまい、その後に食べ物が入ってくると体はよりエネルギーを蓄えようとします。
朝食を抜いたり、その分を補うために夕食を食べすぎるのは、わざわざ太りやすい習慣をつくっていることに。
朝食、昼食をしっかり食べて、夕食は軽めにを習慣づけましょう。

食事はゆっくり、良く噛む

満腹感は脳内の満腹中枢でコントロールされています。
満腹中枢は脳の中に送られる糖分によって働き、食欲を抑える仕組みです。
満腹中枢は食事を開始してから20~30分後に作用し始めます。ゆっくり食べることで胃が満腹になる前に脳に送られる血糖中の糖分が上昇するので、食べ過ぎることがなくなりますよ。
よく噛まずに早食いすると、満腹中枢が作用する前に食事が進んでしまうため、必要以上に食べてしまうのです。

量よりも品数を多く

健康のために栄養バランスのよい食事をとることが大切です。
人間の1日に必要な栄養素は決まっているので、どれが不足しても体によくありません。
お肉だけ、野菜だけ、果物だけといった極端に偏った食事だと体調不良や病気を発症したりと弊害が起こる可能性があります。
バランスの良い食事をとることで、体がそれ以上に食べ物を欲しがらなくなり、食欲を抑えられます。

健康的に痩せるための運動とは

運動にはウォーキングやランニングの様な有酸素運動と、筋トレのように瞬発的に筋肉を使う無酸素運動があります。
効率よく痩せるにはどちらかではなく、2つの運動を組み合わせることが大切です。

有酸素運動で脂肪燃焼

ウォーキングやランニングのように強度の低い運動を長時間行っていると、体は体脂肪がエネルギーとして使われます。
そのため、有酸素運動は体脂肪を燃やす運動とされているのです。
有酸素運動では、短時間でも効果はありますが、開始して20分経過した頃から、体脂肪をエネルギー源として使い始めるので、20分以上行うことでより脂肪燃焼が期待できます。

無酸素運動で代謝を高める

ウェイトトレーニングのような無酸素運動は、脂肪燃焼の比率は低いのですが、速筋と呼ばれる筋肉を鍛えられます。
筋肉を鍛えることで、普段の生活で消費されるカロリーが高まり、痩せやすい体を作れるわけです。
また、無酸素運動をするとアドレナリンや成長ホルモンなどの脂肪分解を促すホルモンが分泌されやすくなるため、脂肪燃焼を促すとも言われています。
体脂肪を減らすには、筋トレ→ウォーキングなどの無酸素運動と有酸素運動の順序で組み合わせるのが効率的です。

その他のポイント

食事と運動以外にも痩せるためのポイントがあります。

毎日体重計に乗る

朝晩、決まった時間に体重計に乗ると、朝晩の体重の変化に気づくことができます。
また、日によってはグンと体重が増えてしまう場合がありますが、原因を考えることが大事。
体重が増えた原因がわかれば、ストレスを感じることなく、ダイエットが続けやすくなります。

ストレスをためない

現代社会においてストレスがまったくないという人はいません。ストレスを上手にコントロールすることが大切です。
イライラしたときは甘いものが欲しくなりますが、これもストレスと関係しています。脳内ホルモンにはセロトニンという物質がありますが、セロトニンは不安を鎮め落ち着かせる効果があります。
ただ、セロトニンは糖分を摂取することで濃度が上昇するので、甘いものを食べることで、ストレスを軽減しようとしているのです。
しかし、甘いものを食べすぎると太ってしまい、余計自己嫌悪に陥ってしまいます。
食べること以外の、ストレスを解消するための方法を見つけるといいでしょう。

結論:一緒にダイエットを始めて、意識を変えましょう

旦那さんが太ってくるとダイエットして欲しいと思い、ダイエットの必要性を説いたり、催促したりしていませんか。
しかし、旦那さん一人だけだとダイエットはしないでしょう。それならば、奥さんもダイエットをするといえば、一緒にダイエットを始めるかもしれません。
ただ、あまり厳しい目標に設定すると、途中であきらめてしまいダイエットが続かないことになります。
そのため、緩い目標から初めてダイエットに慣れさせましょう。
目標を達成したら、新たな目標を作り、段階的にゴールを作っていくことで、続けやすくなるはずです。
達成感を得られれば、旦那さんもやる気が出てきて、積極的になるでしょう。その際は、奥さんも褒めてあげてください。