家族

夫(妻)にイラツイてしまったら

Q.家事を手伝う夫にイライラしてしまう

共働きをしている20代の夫婦です。

結婚をすると決めた時からお互いに家事を分担しようという約束でこれまで生活をしてきました。

私が妊娠したことがわかったことで、夫への家事分担を少し増やしてもらったのですが、それ依頼なんだかイライラして細かいことが気になるようになってしまいました。

掃除や洗濯をお願いすると必ず細かいところで手抜きというかミスがありますし、料理や片付けを頼むと食器の隅などに洗い残しが見つかったりしてその度自分でやり直しをしたくなります。

夫に悪意はなく一生懸命にやってくれるのはわかるのですが、どう言ったらそうした細かいミスや手抜きをやめてもらえるのかがわからずストレスがたまる一方です。

このままではお腹の赤ちゃんにもよくない影響が出そうなのですが、どうしてゆくのが良い方法なのでしょうか?

A.ダメ出しよりもよいところを見つけるように

夫の家事に対して妻が厳しくダメ出しをする「家事ハラ」という言葉は数年前にメディアで取り上げてから大きな物議を生みました。

数年前までは家事は女の仕事と社会的に思われてきたこともあり、家事をする男性であれば無条件に好意的に受け入れられたものですが、共働き世帯や家事分担が当然という風潮になってきたことで、男性の行う家事に対しての要求レベルは年々高くなってきています。

参考>>妻の家事ハラ白書

しかし家事の完成度についての認識は性別によらず人それぞれであり、自分の考えるレベルまで行われていない家事は「手を抜いている」「やる気がない」と思われたりします。

質問者様のように妊娠中であるとなおさらホルモンバランスの崩れなどによって精神的に不安定になることも多く、それがますますパートナーへの不満・不安という形で吹き出したりします。

ですがいくら体調がよくないとはいえ、自分としては一生懸命行っている家事を頭ごなしに「できてない」「やっぱり自分でやれば良かった」というふうに言われてしまうとモチベーションも低下しお互いへの信頼関係も損なわれていってしまいます。

家事ハラをしないためにもまずは相手に対して悪い部分だけを見つけようとするのではなく、良いところをできるだけ見て褒めるべきとことろをはっきり口にだすようにしていきましょう。

結論:相手のやる気を出させる工夫を

家事に限ったことではありませんが、そのことに対してのモチベーションがきちんと維持できるかがその後の上達の鍵になってきます。

はじめからなんでもできる人はいないように、家事にも得意・不得意があります。

夫・妻の行動にイラついてしまうときには、まずは悪い部分だけを気にするのではなくよいところはないか丁寧に観察をしてあげるようにしてください。

悪い部分を細かく指摘するよりも、よい部分を細かく見つけてあげる方が、長期的には家庭生活にプラスになるような技術や気持ちの上昇を生み出すことになります。