友人が自分の陰口を…
Q.友人が自分の悪口を言っているのを聞いてしまいました
現在正社員として勤務をしている20代女性です。
現在勤務をしている会社は女性の社員さんが多く、定期的に派遣社員として女性スタッフさんに来てもらっては何人かのグループで仕事をしてきました。
私を含んだグループ内は正社員・契約社員の隔て無く仲良く、私もリーダーとなる女性主任さんの指示のもと何人かの派遣社員さんと一緒に毎日の仕事をしています。
その派遣社員として勤務されている女性の一人と親しくなり、プライベートでも何人かで出かけてはショッピングや飲み会などをしてきました。
私の方は彼女のことを友人と思っていましたし、仮に契約期間が満了になっても友人として長くお付き合いしていければと思っていました。
ところが先日ふとしたきっかけで、その女性が私の悪口を言っている場面を見つけてしまいました。
女性が多い職場なのでそうしたこともよくあるとは知っていましたが、信じていた友人が他の人と一緒に自分のことを悪く言っているのを聞いてかなり大きなショックを受けています。
そういう人だったのだと今は悲しいというより呆れた気持ちにもなっていますが、なぜ普段は親しくしてくれていた彼女が急にそんなことをするようになったのか未だに腑に落ちません。
どうしてあんなことをしたのか、ヒントになることを教えてください。
A.悪口や陰口の多くは自己防衛のためのものです
せっかく親しくなれたと思っていた友人に自分のことを悪く言われるなんて、質問者様はきっと多く傷ついたことでしょう。
残念なことですが女性が多く集まったときにはそうした誰かを生贄にした悪口というのは起こりやすく、それで無責任に盛り上がるということはよくあることです。
なぜそうした悪口や陰口が蔓延してしまうかというと、そこには仲間内での「連帯意識」と「自己防衛」という2つの心理が働いています。
「連帯意識」とはいわば「共通の敵を作ることで仲間同士の結束を強める」というもので、その場にいる人で一人を一緒に嫌うことで、同じ感情を持つという共有意識を持つことができます。
もう一つの「自己防衛」は悪口を言うことでその相手の価値を落とし、自分の方が優位に立てるという効果があります。
仮に事実無根であっても、悪口をいうことでその場では相手よりも自分が上という優越感を得られるので、自分の中にある劣等感を隠し不安感を消すことができるというわけです。
結論:自分は言わないというスタイルは貫いて
悪口や陰口を日常的に言う人たちというのは、「連帯意識」や「自己防衛」を他人を貶めるという方法で行うようになるため、前向きな方向での努力をすることが次第にできなくなってきます。
本来ならば自分の努力によって得るはずの心理的な満足感を、ネガティブな努力でお手軽にかなえてしまうようになると、どんどん気持ちの方向が後ろ向きになり毎日の生活をしていても物事の悪い面ばかりを注目するようになってきます。
質問者様に気をつけてもらいたいのが、そうした悪口や陰口の現場を見たからといって自分もどれに同調するようなことはしない方がよいということです。
人に言われても自分は言わないという姿勢を貫くことで、自然とよい友人もまわりに集まってくるものですよ。